「風邪が長引く」と思ったら秋の花粉だった——そんな声が毎年増えます。原因のひとつブタクサは英語でragweedと呼ばれ、北米では代表的な花粉症の原因植物として知られています。温暖化で花粉の飛ぶ時期が延びる可能性も指摘され、秋の花粉対策はこれから大切になりそうです。
この時期は、空気清浄機や、衣類の花粉を寄せ付けにくくする花粉ブロックスプレー、鼻うがいグッズにも関心が集まります。手軽なところでは、つるっとした素材の上着や、洗いやすい寝具など、花粉をためこまない工夫も人気です。
むずむずがつらいときは、我慢せず、早めに自分をいたわってあげてくださいね。
花粉症といえば春のスギ・ヒノキが有名ですが、じつは秋にも花粉症があります。「風邪が長引く」と思っていたら、秋の花粉が原因だった——ということも。この記事では、秋の花粉症の原因となる植物、いつからいつまで飛ぶのか、春との違い、そして今日からできる対策を、日用品メーカーの解説をもとにまとめます。
- 秋の花粉症の主因はブタクサ・ヨモギ・カナムグラなどの草本植物。
- 飛散は8月〜11月ごろ、ピークは8月下旬〜10月。
- 秋の花粉は粒が小さく(18〜20μm)、家の中に入りやすく衣類につきやすい。
- 対策は花粉に接触しないのが基本:マスク・洗顔うがい・こまめな掃除・衣類の花粉対策。
原因は草本植物(ブタクサ等)
秋の花粉症の主な原因は、ブタクサ・ヨモギ・カナムグラといった背の低い草本植物の花粉です。スギやヒノキのような高い木ではなく、道ばたや河川敷、空き地など身近な場所に生えているのが特徴。散歩やレジャーで近づくと花粉を浴びやすくなります。
飛散時期はいつからいつまで
大王製紙「エリエール」の解説によると、主な植物の飛散時期は次のとおりです。
| 植物 | 飛散時期 |
|---|---|
| ブタクサ | 8月上旬〜12月下旬 |
| ヨモギ | 7月下旬〜11月中旬 |
| カナムグラ | 8月中旬〜11月中旬 |
全体としてのピークは8月下旬〜10月ごろ。夏の終わりから秋にかけて、鼻や目の不調が続くようなら、秋の花粉を疑ってみる価値があります。
春の花粉との違い
春のスギ花粉が30〜40μmなのに対し、秋の花粉はその半分程度(18〜20μm)と微細。粒が小さいぶん、換気口のすき間などから家の中に入りやすいとされます。また草本植物は身近に生えているため、靴や衣類に花粉がつきやすいのも特徴です。症状は「くしゃみ」「透明でサラサラの鼻水」「鼻づまり」の3つが代表的で、目のかゆみやのどの違和感が出ることもあります。
じつは4人に1人?秋花粉のリアル
秋の花粉症は「スギほどニュースにならない」ぶん見過ごされがちですが、悩んでいる人は少なくありません。花王の生活者調査(My Kao、回答者多数)では、秋に何らかの症状を感じている人は約26%=およそ4人に1人という結果でした(春のみ32%/秋のみ1%/春と秋どちらも25%)。
困りごとの上位は次のとおり(症状のある人への調査)。
| 順位 | 困りごと | 割合 |
|---|---|---|
| 1 | 鼻水・鼻づまり | 86% |
| 2 | くしゃみ | 73% |
| 3 | 目のかゆみ | 72% |
| 4 | 顔のかゆみ・肌荒れ | 42% |
| 5 | のどの渇き・かゆみ | 27% |
「秋は認知度が低く、対策が後回しになりやすい」のも困りごとの一つ。心当たりがあれば、早めのケアが快適さにつながります。
今日からできる対策
対策の基本は「なるべく花粉に接触しないこと」。外での基本と、家の中の工夫を分けて整理します。
外出時
- マスクの着用(草むらや河川敷に近づくときはとくに)
- 帰宅したら玄関で衣類の花粉を払う/花粉がつきにくいツルッとした素材を選ぶ
- 帰宅後の洗顔・うがい・手洗い
家の中
- 秋花粉は粒が小さく家に入りやすいのでこまめな掃除と換気の工夫
- 読者の声で多いのが「洗濯物・布団を外に干しにくい」という悩み。飛散の多い時期は部屋干しや、干すなら取り込む前によく払うのが現実的
- ペットがいる家庭は散歩後に体を拭くと、持ち込む花粉を減らせます
花王の生活者調査(My Kao)に寄せられた読者の声からは、秋花粉ならではの“季節の困りごと”が見えてきます。
- 秋花粉は「スギほど大騒ぎでニュースにならない」ので、対策が後回しになりがち、という声。
- 「秋は布団や洗濯物を外に干しにくい」——干せてもたっぷり花粉がつく、という悩み。
- セーターなど花粉がつきやすい素材が増える季節で、まとわりつきが気になる、という声。
- 散歩のあとペットの体を拭くなど、持ち込みを減らす生活の工夫を実践する人も。
花王 My Kao の生活者調査に寄せられた声、およびSNSの公開投稿を、編集部が要約・一般化して紹介しています(個人の感想であり、効果や事実を保証するものではありません)。
よくある質問
- 秋も花粉症になるの?
- はい。ブタクサ・ヨモギ・カナムグラなどの草本植物による花粉症があり、8月〜11月ごろに起こります。調査では約4人に1人が秋に何らかの症状を感じています。
- 風邪との見分け方は?
- 透明でサラサラの鼻水・くしゃみ・目のかゆみが続く、特定の場所や時期に悪化する場合は花粉症の可能性。判断に迷うときは医療機関へ。
- 秋は布団を干せない?
- 飛散が多い時期は外干しで花粉がつきやすくなります。部屋干しにする、外干しなら取り込む前によく払う、といった工夫が現実的です。
- 春より軽い?
- 一概には言えません。秋の花粉は粒が小さく家に入りやすいため、対策を怠ると症状が続くことがあります。
- 大王製紙 エリエール「キレキラ!|秋の花粉症はいつからいつまで?症状・原因と今すぐできる対策を紹介」 https://www.elleair.jp/kirekira/article/useful/202599/(参照: 2026-07-12)
- 花王 My Kao 暮らしラボ「読者5,396人の声 油断大敵!秋の花粉 みんなのお悩み&対策は?」 https://my.kao-kirei.com/kurashi-labo/voice/017/(参照: 2026-07-12)
更新履歴
・2026-07-12 初版公開
